ドイツ デュッセルドルフ大学

2024年度 / ヨーロッパ <ドイツ>

掲載日:2025年9月3日

NEW デュッセルドルフ大学

A.M.

(人間社会学域 国際学類 3年)

体験報告

  • ・留学先、留学時期について(どのようにして決めたか)
    入学した頃から留学に少し興味はありましたが、留学に行ってみたいという漠然と考えていただけで具体的なことは何も決めていませんでした。初習言語でドイツ語を履修し徐々にドイツという国自体にも興味を持ち始め1年生の終わり頃にはドイツに留学に行きたいと考えるようになりました。ドイツの環境問題への取り組みに加え、ドイツをはじめとしたヨーロッパの文化体験や、海外から日本がどのように見られているかなどにも興味があったため、ドイツ語を学びながら日本語を学ぶ現地学生との交流機会があるデュッセルドルフ大学を留学先として選び、3年生の10月~4年生の7月まで10か月間の留学を決めました。
    ・留学前の準備として、何をすべきか(すべきだったか)
    留学前の準備として留学先の大学の受け入れ条件、特に言語レベルを確認してそのレベルに到達できるよう計画的に勉強をし、必要に応じて語学試験を受験しスコアを取得しなければならない。私が留学したデュッセルドルフ大学への留学には、英語る烏嶽かドイツ語留学を選ぶことができ、私はドイツ語留学を選択しました。デュッセルドルフ大学への留学ではドイツ語スコアの提出は必須ではありませんでしたが、目安スコアとして掲げられていたCEFRB1のレベルと同等の独検2級取得を目指して勉強を進めていました。語学試験の日程との兼ね合いで、大学にはそれ以前に取得していた独検3級のスコアを提出しました。その他にも、ビザの取得や保険への加入など留学に関する手続きが様々あります。派遣留学決定後、留学推進係や留学先大学からメールなどによって必要な手続きの案内が送られてくるため、都度内容を確認し提出期限など細かくチェックして漏れの無いよう着実に準備を進めていく必要がありました。
    ・留学先について知っておくとよい情報
    近年現地でドイツの学生ビザ申請する場合、取得できるまでに数か月かかってしまう場合があるためできる限り留学出発前に日本で申請・取得をしておくと安心だと思います。また、ビザ申請時に現地で生活していけるだけのお金があることを証明する必要があり、通常は閉鎖口座というものを作って証明しますが、その他にも奨学金などを使って証明することも可能なので、もし一度に確保するのが難しい場合はそのような方法をとれば留学を諦める必要はありません。
    ・留学中の苦労、それをどのように乗り越えたか
    過去に同じ大学に留学していた先輩方にいろいろ話を聞いていましたが、その先輩方の留学から2年ほどたち、制度が改変されたり手続き方法が変わったりしているものがいくつかあり、履修登録や銀行口座開設などが思うように進まないということがありましたが、現地で頼れるチューターや先生の力も借りながら代替案を見つけるなど焦らず対応できたことで無事解決することができました。
    ・留学経験をこれからどのように生かしていこうと考えているか
    私は留学をして、ドイツをはじめとしたヨーロッパの国々のすばらしさに気づいたと同時に改めて日本の良さを実感することができました。その気づきをこれからの学業、特に卒論に生かしていくのはもちろん、留学前、留学中を通してたくさんの人たちにサポートしてもらい非常に心強いと感じた経験から、これから留学する人たちや海外から日本にやってきた人たちをサポートするような活動をしていきたいと考えています。就職先などはまだ決まっていない段階ですが、何かしらの形で海外に関わりたいと思っています。
    ・留学してよかったこと、成長(変化)したこと、その理由
    私は留学が自分を見つめなおし、新たな価値観に触れる良いきっかけになったと思っています。もともと語学の勉強自体は好きでしたが、発音や文法などに自信がなく話すことには抵抗がありました。しかし、留学期間を通して話さなければいけない状況が当たりまえになり、徐々にスピーキングへの苦手意識がなくなりました。また、外国語での会話への抵抗がなくなり現地の友達ができたことで自分が当たり前だと思っていたことがそうではないと気づくきっかけになるなど、いろいろな価値観に触れることができ留学前より柔軟な考えを持てるようになったと実感しています。
    ・派遣留学を志す後輩へのメッセージ
    留学に行くかどうか、どの国のどの大学に行くか、留学が決まったなら何をすべきかなどたくさん迷うかもしれません。私自身たくさん迷い、友人や両親をはじめとし、大学の留学推進係や留学を経験した先輩方など多くの人に相談をしました。結果的に留学に行ってよかったと思えているので、少しでも留学を考えている人はぜひいろいろな人に相談したり、調べたりして徐々にでも準備を進めていけるといいと思います。派遣留学を志す方たちの思いが叶い、充実した留学生活を送れることを心から願っています。