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・留学先の決め手
漠然と北欧に憧れがあり、自分の性格や好みにも合いそうと思っていたので、北欧を中心に協定校で何が学べるかを調べました。私の学類は保健学類なので、学んでいる内容と似ている授業はなかなかなかったですが、医療と福祉は密接に関係位しており、高福祉国家のスウェーデンについての学びは、今後病院で働いた時に役立ったり、関係したりすると思ったので、福祉に関する授業が取れるカールスタード大学に決めました。
・カールスタード大学の特色
カールスタード大学では留学生向きに様々なイベントがあります。現地の学生も参加するものもあります。また、寮は基本的に留学生が住むのでそこで交流も多くあるので、友達や知り合いを増やしたり、仲良くなる機会が比較的多くあるように思います。特にインターナショナルディナーというイベントが思い出に残っていて、留学生それぞれの国の料理を振舞ってビュッフェ形式で会話をしながら食事を楽しみます。一年間で2回あり、私たち金大生はおにぎり、にくじゃが、お好み焼きを振舞いました。その時に、ヴィーガンやベジタリアン用の料理も作る留学生が多くまた、ベジタリアンの留学生も多くいたので私たちもアレンジした日本食を作りました。また、ホストファミリーという制度ではスウェーデンの家族と話したり出かけたりする機会を設けてくれます。さらに、カールスタード大学の学生ならだれでも参加できるスポーツ活動があり、様々なスポーツやダンスがあり、スポーツはゲーム中心でダンスは学生の経験者が教えてくれるレッスン形式で活行っていました。このように授業以外に様々な交流の場を設けてくれるのがカールスタード大学の良さだと思います。
・スウェーデンの特徴~自然とSecond hand shop~
スウェーデンではハイキングやキャンプ、キャンプファイヤーなど自然のアクティビティが親しまれています。友達にハイキングやキャンプが好きな子がいたのでそのこを中心にハイキングやキャンプなどによく行きました。ハイキング用のリュックやキャンプ道具を無料で貸し出している公共の施設があるのでそこで寝袋などを借りてました。そこではスケートシューズやスキーの道具も揃い、さすが北欧だと感じました。その他にも無料のスケート場やサウナ、動物園があり、高福祉国家ならではだなと感じました。
自然のアクティビティ以外にもSecond hand shopが身近にあることもスウェーデンの特徴だと思います。日本の古着屋さんとリサイクルショップの間くらいのお店が多くあり、手ごろな食器や雑貨、洋服がそろいます。スウェーデンは物価が高いですが、そういったところで買い物をすれば楽しく節約できます。
・留学中のストレスと学び
留学中地味にストレスだったことは、いつでも自分は外国人だということです。留学中様々なヨーロッパの国に旅行に行きましたが、スウェーデンに戻ってきてもいつも家に戻ってきた感覚はなく、どことなく自分の場所ではないなと感じていました。スウェーデンは移民を多く受け入れ民族多様性は高いですが、それでもスーパーで買い物するときなど馴染めなさを感じていました。また、ヨーロッパの留学生とのコミュニ―ケーションの仕方についていけないなと感じたりすることもあり、小さいストレスンの積み重ねで、やる気に満ちていた留学もネガティブな考えが増える時期がありました。しかし、そこからスウェーデンよりも民族多様性の低い日本にいる外国人の気持ちを想像するきかっけにもなりました。また、見た目関係なしに躊躇なくスウェーデン語で話しかけてくれたり、嫌な顔せず笑顔で英語で対応してくれる店員さんや地元の人のおかげでスウェーデン人の心の広さを知りました。また、スーパーでは塊で売っているチーズや牛乳パックに入っているヨーグルト、あふれんばかりのジャガイモなど、今までの当たり前が当たり前でなく毎回新しい発見がある買い物も今思えば楽しいお思い出です。さらに、ヨーロッパの留学生の会話やコミュニケーションの仕方見ていくうちにヨーロッパの国ごとにも文化や特徴の違いを発見できました。留学中は想像していなかったストレスなどを経験したと同時に多くの新しい学びや経験をしました。
・今後の展望
留学中多くの友達やスウェーデン人の優しさで助けられてきた場面が多くあり、金大の留学生や日本にいる外国人を積極的に手助けしたいと強く思いました。今後は留学生のチューター活動などを通し、金大の国際化に貢献できるように努めていきたいです。
最後に、留学前から多くのサポートをしてくださった留学推進係の皆様、心から感謝いたします。皆様の献身的なサポートにより無事に留学を終えることができ、素晴らしい経験と学びとともに日本に帰えることができました。ありがとうございました。