スペイン サラマンカ大学

2024年度 / ヨーロッパ <スペイン>

掲載日:2025年10月8日

サラマンカ大学

H.M

(人間社会学域 国際学類 3年)

体験報告

  • ・留学先、留学時期について(どのようにして決めたか)
    もともとヨーロッパに興味があったので留学するなら絶対ヨーロッパと決めていました。その中でもスペインに決めた理由は第二言語でスペイン語を履修したことがきっかけです。スペイン語の授業を受ける中でスペインの文化、歴史に興味を持ちスペインに留学することを決めました。留学時期は3年の後期からです。より深くスペイン文化に触れたい、自分の世界を広げたいという気持ちから約10か月スペインに行くことを決めました。

    ・留学前の準備として、何をすべきか(すべきだったか)
    準備をする上で何事も早めに動き出すことが大切だと実感しました。特に私は語学要件に苦しめられました。派遣先のリストに語学要件が必要ないと書かれていても急に必要になることがあるので前々からしっかり勉強をし、スコアをとれるようにしておいて損はないです。

    ・サラマンカについて
    サラマンカは旧市街地が世界遺産に登録されている非常に歴史のある街です。なので、観光客はかなり多いです。が治安はマドリードやバルセロナに比べたら非常にいいと感じました。また一年を通して気温が低い時期が多いので防寒対策はしっかりすることをお勧めします。空気が乾燥していて風邪をひきやすいので薬も多めに持っていったほうが安心です。

    ・留学中に取り組んでよかったこと、その理由
    積極的にボランティアに参加したことです。サラマンカには日西文化交流センターという施設があり、そこにボランティア登録をしてほとんどの活動に参加しました。ボランティア活動を通して現地の人とのつながりを作ることができますし、語学力の向上にもつながりました。センターには日本人の方もいらっしゃるので何かあった時に安心すると思います。またそれに加えて言語交換会に参加も取り組んでよかったことの一つです。日本語を勉強している年齢の近い学生と交流することができます。私はそこでたくさんの友人と出会うことができました。

    ・留学中の苦労、それをどのように乗り越えたか
    言語の壁にかなり苦しめられました。特に初めの2か月間が特に苦しかったです。スペイン語はまったくわからない、現地で親しい友達もできない、現地の手続きもうまくいかない状況に直面し、誰にも会いたくない時期がありました。そんなときにスペイン人のルームメイトに励まされたことがきっかけで気持ちを切り替えることができました。その時からは言語がわからないことは当たり前!死ななきゃ何とかなる!というマインドで様々なことに挑戦することができました。

    ・留学経験をこれからどのように生かしていこうと考えているか
    この留学を通して、世界の人たちの多様な価値観と、優しさに触れることができました。留学中にたくさんの人に何度も助けられたように今度は私が国籍に関わらず困っている人の手助けをできたらなと思います。また世界中の文化を日本に広める活動もしていきたいと考えています。

    ・留学してよかったこと、成長(変化)したこと、その理由
    留学して本当によかったと思う点は、自分の視野を大きく広げられたことです。様々な文化や価値観に触れることで、日本にいるだけでは気づけなかったことを数多く学ぶことができました。また、アクシデントに冷静に対処できるようになったことも大きな成長です。留学中には大小さまざまなトラブルに直面しましたが、ただ嘆くのではなく、一度深呼吸をして「これからどう対処すべきか」を考えられるようになったと思います。

    ・派遣留学を志す後輩へのメッセージ
    とにかく後悔のないようにしてください!たいていのことは何とかなります!死ななければ何とかなります!失敗が怖い気持ちも、不安な気持ちもとてもよくわかります。が、とにかくやってみることが大切です。失敗は明日には笑い話になると思ってやりたいことにはどんどんチャレンジをしてみてください。皆さんが素敵な留学生活を送れることを心から願っています。健康第一で自分のペースを大切にしてください!応援しています!!