オーストラリア シドニー工科大学

2024年度 / オセアニア <オーストラリア>

掲載日:2026年1月7日

シドニー工科大学

HK

(人間社会学域国際学類 3年)

体験報告

  • 【留学先、留学時期について(どのようにして決めたか)】
    私はオーストラリアのシドニー工科大学に2025年2月から11月までの約10ヶ月留学し
    ました。私は国際学類に入学したこともあり、派遣留学には 1 年次からなんとなく興味が
    ありましたが、海外に行った経験が一度もなかった上、将来やりたいことの具体的なイメー
    ジがなかった自分は実際に海外の大学に行って何をやりたいのか分からず、派遣留学には興
    味があるけど行く決意はできない状態で3年生の4月まで過ごしていました。そうした中
    で、派遣留学の三次募集が3年生の5月にあり、卒業までの時期を考えた際「長期留学を
    するなら今しかない」と思い参加を決意しました。そのため、漠然と「何かに挑戦したい、
    海外生活をして新たな発見をしたい、英語力を向上させたい」という思いはありましたが、
    実際行って何をして、将来どうしたいのかというイメージは出発前にありませんでした。オ
    ーストラリアのシドニー工科大学を留学先に選んだ理由も、オーストラリアが英語圏で多
    文化共生を認める社会であることに魅力を感じた点はありましたが、最大の理由は三次募
    集に英語圏の大学がオーストラリアのみで、シドニーという国際都市に惹かれた、という漠
    然としたものでした。
    【留学前の準備として、何をすべきか(すべきだったか)】
    上記で述べたように、私は留学への決意を3年生の5月にしたので、1,2年次は留学に向
    けた準備をしていませんでした。そのため語学力を含めて長期留学に向けた準備が不十分
    だったと今振り返って深く反省しています。具体的には、特に語学力の向上と奨学金受給へ
    の取り組みが挙げられます。
    【留学中に取り組んでよかったこと、その理由】
    私は自身の語学力不足を実感していたので、留学前期(2月~6月)は英語力の向上に最大
    の焦点を当てました。留学生向けのクラスの授業での取り組みをベースに、単語や文法、英
    作文などを繰り返し行いました。結果として留学中の6月末に受験したIELTSの試験でス
    ピーキング以外は6.5を取得できましたが、スピーキング力が上がらずOverall scoreは6.0
    でした。オーストラリアはIELTSの試験料が5万円近くするため、多数回受験できず後期
    から学部の授業を履修することは叶いませんでしたが、自身の中で基本的な英語力を向上
    させることができた実感はありました。前期は机に向かった勉強に時間を使った分、留学後
    期(7 月~11 月)はいろんな人との交流に時間を使うことを最大の焦点にしました。UTS HELPSが提供しているConversationsクラスに参加したり、Buddy Programを活用してア
    メリカ人学生と英会話の練習をしたりしました。また、特に取り組んでよかった活動が3つ
    あります。1つ目はUTSのJASSというクラブで提供している日本語クラスでの教師ボラン
    ティアです。授業資料を作成して実際に教師の立場で日本語を教える経験はこれまで味わっ
    たことがなかったので、教える立場の難しさや日本語・日本文化の複雑さを実感しました。
    2 つ目はランニングコミュニティへの参加です。私は走ることが趣味で留学期間中も月間
    200 キロ前後走ったり、NSW州主催の陸上ロードレース、ハーフ・フルマラソンの大会に
    いくつか出場したりしていましたが、趣味を通してオーストラリア人のランナーと交流でき
    たことはとても嬉しかったです。特にParkrunという地域のランニングコミュニティに毎週
    土曜日の朝参加していましたが、そこでランナーとして走るだけでなく、タイムキーパーや
    コース案内、記録チェックなどの役割を行わせてもらい、世代を超えてたくさんのオースト
    ラリア人と交流したことは貴重な経験になりました。最後に 3 つ目は地域のボランティア
    活動Landcareへの参加です。毎週日曜日の午前中にWentworth駅周辺で環境保全のボラン
    ティアを経験させてもらいました。活動自体も新鮮な経験でしたが、シドニーで暮らす地元
    の人と定期的に交流する機会を持つことができた点が、地元の人の考え方や価値観への深
    い理解につながり何よりも貴重な経験になりました。
    【留学中の苦労、それをどのように乗り越えたか】
    留学前期は留学に向けた準備不足や語学力、孤独感から辛さを感じる場面も多かったです
    が、しっかり寝て食べて運動して、一日一日の行動の積み重ねを大切にした結果確かな成長
    を実感できました。また、前期は身近な存在の日本人が周りにいませんでしたが、後期はル
    ームメイトになった日本人学生の友人に支えられてたくさんの良い影響を受け、毎日前向
    きに過ごすことができました。留学中も頼れる日本人が身近にいることは精神的にも大き
    な支えになると思います。
    【留学経験をこれからどのように生かしていこうと考えているか】
    卒業までの約一年間は金沢大学先魁でRAとして居住するので、そこでの生活を含めて国際
    交流活動に尽力したいです。現在まだ仕事は決まっていませんが、この留学経験で得た国際
    的な視点を基に、国際的な環境での仕事を大切にしたいです。