2025年度 / アジア <インドネシア>
掲載日:2025年10月14日
ハサヌディン大学
期間:2025年9月1日~9月12日
体験報告
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ハサヌディン大学サマープログラム
(保健学類1年AK)
私の専攻では3年次に希望者が短期の海外実習に参加できます。行き先は今回訪れたインドネシアのハサヌディン大学と台湾の大学で、私は専門科目を学ぶ前に現地の様子を知りたいと考え、この留学を決めました。これまで海外経験はアメリカに訪れた1回だけで、英語以外が標準言語のアジア圏での生活は想像がつきませんでしたが、実際にインドネシアに滞在し、帰国した今の感想を一言で表すと「必ずまた行きたい」に尽きます。とにかく帰国が惜しいほど充実していました。現地の人々は皆温かく迎えてくれ、授業や生活も大学生やスタッフのサポートのおかげで不安なく過ごせました。最初の1週間は現地出身の学生に加え、他国からの留学生も含め20人ほどで授業を受け、マカッサルの地理や自然保護、伝統的な食文化や舞踊など多岐にわたる内容を学びました。現地学生と隣同士で受講したことで細かな説明を受けられ、発表や質問もしやすかったです。こうして楽しい思い出ばかりの研修となりましたが、特に大切だったのは何事にも積極的に取り組んだことです。その姿勢のおかげで多くの学生と仲良くなり、バイクでショッピングに連れて行ってもらったり、夜に部屋で恋バナをしたりと深い交流ができました。ぜひ今後もこのプログラムに多くの学生が参加してほしいです。海外に行くのが不安、英語に自信がないという人こそ、まずはインドネシアから挑戦してみることをおすすめします。
(人間社会学域 法学類2年SS)
外への渡航が初めてだったため、多国籍の参加者がいる今回の留学は異なる文化を知るいい機会になった。特に、日本には宗教を持っている人の方が珍しいと感じるほど、普段の生活の中で宗教を意識しないため、イスラム教徒の毎日何度もお祈りの時間を知らせる音楽が鳴ったり、金曜日の礼拝を特に大事にしていることを知ったりできたことで自分の考えに大きな変化があったように感じる。また、世界史などで学んでいると宗教間の戦争は過去何度も起きているため、異なる宗教同士は相いれないものと思っていたが、教室にイスラム教徒とキリスト教徒が一緒にいても、お互いの宗教を尊敬していると言っていたし、日本では宗教の話はタブー視されている部分もあるように感じるが、インドネシアではそういう意識からか、とてもオープンに考えていてそれも驚きが大きかった。また、オープンで親切な国民性があることにより宗教についてもそうだが、街中でも生活中にふと気になったことがあったときにかなり気軽に聞けたため、文化の違いについてかなり多くのことを学ぶことができたし、日本ではいろんなことをするのにためらいを感じ、挑戦することを選択しないことが多かったが、インドネシアではがんばってもちゃんと通じないこともあるため、とにかくいろんなことを言ってみようと思うことができたため、より多くの体験ができとても有意義な期間にすることができたと思う。
(人間社会学域国際学類4年AM)
今回のハサヌディン大学での留学を通じて、授業やフィールドワークを通じてインドネシアの歴史・文化・社会について理解を深めるとともに、現地の学生やインターナショナルオフィスの方々との交流から教科書だけでは得られない生の学びを得ることが出来ました。特に、学生たちが政治や社会問題に積極的に向き合い、議論やデモ活動を通じて自ら社会を変えようとする姿勢は、日本との大きな違いとして印象に残りました。文化差の背景にある歴史や社会構造まで掘り下げる重要性を実感し、自らの視野を広げ、批判的に物事を捉える力を養えたことが本研修の大きな成果です。多様な文化や価値観を持つ学生と交流史、英語を通じて異なる国の考え方を共有した経験は、自分の視野を広げる大きな転機となりました。特に、現地の学生たちが社会課題に積極的に関与する姿を目の当たりにしたことで、自分も将来の進路において社会にどう貢献するかという視点を重視したいと考えるようになりました。この経験を基盤に、異文化理解を深めるだけでなく、国際的な課題に向き合う姿勢を仕事にも活かしたいです。今後はこの研修を通じて得た学びを成長の糧とし、国際社会において幅広く活躍できる人材を目指したいです。
持って行って便利だったもの、持って行けばよかったもの
・虫よけは必須です!外でのアクティビティも多いです
・変換プラグ 上着 サンダル ドライヤー
・17,000円をインドネシアルピアに両替して、ほぼ使い切った。SIMカードに3,000円、飲食代に1,000円、ミネラルウォーターやポカリスウェットなどの飲料代に3,000円、お土産代に10,000円ほど使用した。
・ウェットティッシュ、日本のお菓子(現地の子やホームステイ先の人にあげる)
・トイレットペーパーを1ロール持っていくとティッシュ代わりにもなり楽かもしれません。
研修参加費以外にいくら必要?
・2万円ほどあればかなり贅沢めな生活が送れます。
・お土産代やカフェ代、日々のドリンク代込みで1万5千円あれば足りました。
・1万円(研修費に宿泊費、食費が含まれていたため)
インドネシアは物価が安くたくさんお金を持っていきすぎるのも使うのが大変
・2万円ほど 食事・移動代金は含まれているプログラムだったため飲料水代(20~60円ほど)とお見上げ代のみが必要だった。お土産は200円~500円程のお菓子などが多く2万円で十分に足りた。逆に一度に多くの日本円を現地の通貨に換えるのではなく1.2万ほどを変えてから都度必要なタイミングで両替するべきだと感じた。